製造業KPIマネジメントの経営管理手法としての本質
①連鎖性の向上・・・マネジメント力向上への寄与が大きい
②見える化の進展
③共通言語づくり
KPIマネジメントでは、ある組織階層のプロセスKPIがその下位の組織階層の成果KPIになるという関係にある。
管理職の責任体制の明確化
管理職は自らの目標達成(成果KPI)と目標達成の重要成功要因・重要活動の管理指標(プロセスKPI)を担うとともに、上位のKPIや横連携のKPIを理解する

横連携の強化
部門間の連携が必要なテーマの抽出と部門間連携の取組促進

多くの製造業では、KPIが活用されているが、多くの製造業のKPIの活用方法に疑問を感じるところも多いのも事実である。
例えば、ある部門だけのKPIが内部でもバラバラになっており、経営層に理解しがたい横連携が無いKPIなどである。
これでは、部分最適化ばかり進み、経営層が要望する全体最適化が難しくなり、やがて将来の企業競争力に影響をきたす可能性がある。
また課題や問題を解決するために製造業のITシステムの導入を検討するが、根拠となるKPI目標が明確にされていないケースが良く見られる。
ITシステム導入で業務改善を行う場合、数多くの部門KPIが有る場合は、ITシステム導入はKFSであり、IT導入システムを導入することによる成果はKGIとなる。
このような考え方で業務改善のツールであるITシステム化の予算作成、ITシステム化の目標と方針、ITシステム化の計画を立案すべきである。
Comments